法律を使う人さまざまな人がいますが、そのうちの一つは弁護士になります。法律に関しては、素人に比べるとはるかに知識量が多いだけでなく、法律を使うだけの力を身につけています。ただ昔のように弁護士になったからといって成功できるとは限りません。昔ももちろん弁護士になったからといってうまくいった人ばかりではありませんが、例えば今から50年ぐらい前に弁護士になった人は、比較的競争が少なかったため活躍できました。これは別に司法試験の競争が少ないという意味ではありません。司法試験の競争は今よりも激しいぐらいです。それにもかかわらず仕事をする場面になり競争が必要ないのはやはりライバルが少なかったからといえるでしょう。ところが2000年以降に司法改革が起こりこれにより弁護士の数が増えてしまいました。弁護士と数は年間1000人以上増えていますが、退職する人の数は300人程度しかいません。これがなかなか弁護士に仕事が回ってこない理由の一つです。